薬は体によくない話

日本の人口は、世界からみると2%に満たない人口なのに
実は世界での薬の使用量は1割ぐらいって
知っていましたか?

どこかのホームページで、
「日本の人口は世界の2%に過ぎないのに、世界の薬の約40%は日本人が使う」
と話題になっていましたが、実はこの情報はソース元がハッキリしていないので
今回はこの情報は使用いたしません。

世界の医薬品市場規模は約80兆円で、日本の医薬品市場規模は約 7兆円

この情報ソースから考えると、
世界の薬の1割は日本で使用されていることになります。

4割ではなく1割だったとしても、決して少ない数字ではありません。

厚生労働省の出している外来患者の数を見ると
1年で6800万人と人口の半分以上の人が、
1年に一回医者に処方されている計算になります。

そして医者に処方された後には薬も処方されているわけです。

日本の医薬品市場規模の約7兆円から算出いたしますと
医者に処方してもらった患者が年間に10万円
薬代として使用している計算になります。

実際には保険がありますので、患者が出している金額はもっと少ないですが
これだけのお金が動くほど薬が流通しているのに
健康になっている人が増えていないというのが
おかしな話です。

実は、薬に頼らない人は本当に薬に頼らないんですね。
逆に薬に頼る人は、何かあるとすぐに薬に頼ります。

実は薬というのは、副作用があります。
ある症状で薬を飲んだとして、その症状がよくなっても
今度は飲んだ薬の副作用で、違う症状を誘発する可能性があるのです。
そしてまた医者に行く。
これをルーチンで繰り返す人が多いのです。

例えば風邪のウィルスが体に入ります。
体はこのウィルスを殺そうと熱を上げます。
しかし、熱が出たからと言って、薬で熱を下げますと
ウィルスは死にませんので、体はそのウィルスを
咳やくしゃみ、鼻水などで体内から出そうとします。

しかしここで、咳やくしゃみ、鼻水の症状を薬で止めてしまうと
やっぱりウィルスが外に出ていきません。

最終的に、抗生物質で菌を殺すことができますが
抗生物質は、悪い菌だけではなく、いい菌も殺してしまいます。

ですから、いい菌の作用によって緩和していた症状があった場合には
その症状が再発なんてこともあります。

このように、薬というのは体によくはないのです。

人間の体というのは、体に悪いものが入ってくると
それを退治するようにできております。

風邪などひいたときに一番大切なことは、
体を温めて、ゆっくり寝ることです。

体がウィルスと戦っている際に、体力が消耗します。
その消耗を妨げるために、体を休めてあげるのが一番いいのです。