第二条 悪い飲み仲間をつくらない

忍者の鉄則として『敵をつくらない』というのがあります。
つまり、敵を作ってしまうと、邪魔をされるからです。
忍者は基本的に諜報活動です。
諜報活動をしている最中に邪魔が入ることによって
今まで動いていたことがすべてパーになりかねません。

ですから忍者は、足を引っ張られることを防ぐために
敵を作ることはしないのです。

これを健康に置き換えて考えますと、
自分の健康の足を引っ張る人間
それが、悪い飲み仲間なのです。

人は簡単に「お酒を飲みに行きましょう」と誘い合ってお酒を飲みますが
実は、飲み歩くことは、身体にとって良くないことなんです。

夏などは、「喉が渇いたから一杯行きましょう」なんてビールに誘われますが
実はアルコールを飲むと、乾いた喉が満たされるどころか
脱水症状を起こしかねないんですね。
アルコールは、身体から見ると毒なんですね。
ですから、アルコールが身体に入ってくると、身体はその毒分を外に出そうとします。
よく、ビールを飲むとトイレが近くなりますよね。
あれがそうなんです。
尿として、アルコールを身体の外に出そうとするんですね。
しかし、尿として身体の外に出す際に、体内の他の水分まで一緒に出てしまいますので
身体は水分を欲します。
身体が水分を欲しますと、のどが渇きます。

喉が渇きますと、またお酒を飲んでしまう。
実はこれの繰り返しになってしまい、身体が脱水症状になってしまうんですね。

また、アルコールを飲んだ時に、ずっとお酒のみを飲んでいることは少ないですよね。

大抵が、おつまみも一緒に食べていると思います。

何か食べ物を食べると、胃はその食べ物を消化します。
消化作業が終わると、次の臓器に送って、胃は休まるのです。
しかし、飲んでいる最中に、おつまみとしてずっと食べていると
胃は、消化しても消化しても次から次へと食べ物がくるので
休むことができないんですよね。

そして体内でつかうエネルギーで、一番エネルギーを使う行為が
消化なんですね。
つまり、胃がずっと消化を続けることによって、
エネルギーがずっと消化に使われるんです。

そうなったときに犠牲のなるのが腸です。

腸は、溜まっている便を外に出そうとしますが
エネルギーが回ってこないので、溜まっている便を外に出せません。

一部は外に出ても、宿便という形で残ってしまうケースがあります。
基本的に、体内で栄養は、腸から血液に入り、各臓器に回ります。
宿便がたまっていると、すく便が出す毒素が血液に入るので
各臓器にとっても決してよいことはありません。

このように、「お酒を飲む」ということは、身体によくないのです。

1か月に1回とかであれば、そんなに問題はないのですが、
これが毎週とか、週何回とか行われると
確実に身体を壊していきます。

しかし、毎週、週何回とお酒を飲むのはなんででしょうか?

それは、お酒を飲みに行こうと誘ってくる人がいるからですよねぇ。
つまり、そうやって身体に悪い飲酒を進めてくる友達がとは距離をおくということが
健康を維持するには大切なことなんです。