病気になる要因として、「考え方による発病」というお話を今回は書きます。

分かりやすいお話をいたしますと
子供が学校に行きたくないときにお腹が痛くなるというお話です。

体の生理作用を全てつかさどっているのは皆さんの潜在意識になります。
潜在意識の内容は、現在意識で考えていることが潜在意識に流れていきます。

そのため、「学校に行きたくない」と思い続けていると
潜在意識に「学校にいきたくない」との思いが入り込み「学校に行きたくないためにどうすればいいか?」ということで
潜在意識はお腹の痛みを発症させるんですね。

生理作用を全て司っている潜在意識にとっては
お腹を痛くするのは簡単なことなんです。

これは、子供の学校という形でのお話ですが
大人でも十分にあり得るんですね。

「重要な会議になると熱が出る」とか
「自分のやりたくない仕事があると体調が不調になる」など
基本的に、「やりたくない」「いきたくない」という思いが
潜在意識に入り、自分にとって都合のよい「やりたくない」「いきたくない」を
実行するために、潜在意識が体に不調を起こしてくれるんですね。

よく、思いは実現するといいますが、まさしくその通りです。
「やりたくない」「いきたくない」という思いが
体調不良という現実を引き起こし、「やらない」「いかない」といった
現象を引き起こすんですね。

よく、「我」を貫き通したい人などは、
「我」を通したい局面になると体調不良がおき
関係者による「甘え」によって、「我」を通すことに成功する人もいます。

これも、体調不良によって、自分の都合のよいように持っていこうとしているんです。

つまり、これらの症状を起こす人たちは、
病気であることを理由にして、自分にとって都合のよいことをしようとしているんですね。

そして、これらの行為によって甘い汁を吸ってしまった人たちは
「やりたくない」「いきたくない」「我をとおしたい」時には
体調不良が発生する事が癖になってしまうんですね。

しかし、人生経験を重ねていきますと、このような手法でも
「我」を通せない現状が出てきたりします。
しかし、今まで、病気を利用して「我」を通すというやり方でやってきたので
他の方法がわかりません。

そうすると、もっと重い病気が必要になってくるんですね。
そうなると、年月を重ねるうちに、症状がドンドン重くなってくるのです。

つまり、病気を利用して「我」を通すことによって
ドンドン自分の体を蝕んでいくんですね。

そうゆう人は必ず「病気を治したい」というのですが
「我」を通すときに病気を利用している以上
その病気は治ることはないんですね。

このような状態の人が病気を治す方法はただ一つです。

「我」を通したいときに「我」を通さないことです。

例えば、今日の会議に行きたくないと思っていると
お腹が痛くなったとします。
でも、会議に出るんです。

やりたく仕事があり、体調不良になったとしても
体調不良のまま、そのやりたくない仕事をするのです。

結局、自分の都合のよくなるように、病気を使わなくなると
潜在意識は、病気を発症する必要がなくなるのです。
ですから、病気の症状が緩和してくるのです。

つまり、今まで病気に甘えていた結果、病気が治らなかったので
今度は自分に厳しくなり、病気を利用しなくなればいいのです。